【はじめての部屋探し】賃貸営業のプロが教える賃貸物件の探し方

賃貸物件

営業マン直伝失敗しない賃貸物件の探し方!

皆さんはこれまで何回引っ越しを経験しましたか?
人生で引っ越しをする回数は平均するとおよそ3回(2016年第8回人口移動調査)と言われています。
入学、入社、実家からの独立、同棲、結婚など引っ越しのタイミングは人生の節目となることが多いです。
そんな引っ越し・賃貸物件探しで失敗したなぁ・・・とならないように!
年100件以上の賃貸契約、マネージャーとして年1000件以上の契約に携わる筆者が解説します!

この記事でわかること

  1. 物件探しの条件を決めよう
  2. ポータルサイトを使って物件を探そう
  3. 問い合わせ物件を選定しよう
  4. 不動産会社の選び方

物件探しの条件を決めよう

物件探しをしたいけどどんな条件で探せばいいかわからない・・・
物件探しの条件決めこそ探し方の極意と言っても過言ではありません。

結論から言うと自分の欲しいタイミングで希望条件に完全合致した物件はほぼありません。
余程の運の持ち主か長い時間をかけた方だけです。
希望の物件に完璧に合致するものが見つかるまで待てる方はぜひ時間をかけて探していただければと思います。

しかし、引っ越しのタイミングというのは待ってくれないケースがほとんど。
賃貸物件探しはどれだけ条件を緩和させていくかが、納得のいく物件探しをするコツとなります。

必須のものと譲歩できるものをしっかりと区別する

まずは、希望の条件をすべて羅列していきましょう。必ず書き出すようにしてください

駅徒歩5分圏内、職場までドアtoドアで40分以内、2階以上、オートロック付き、ネット無料、駐輪場あり、温水洗浄便座付き、コンビニ・スーパーがすぐ近く、都市ガス、バストイレ別、8万円以内 etc…

特に探すエリア、予算は重要です。希望の初期費用も含めしっかりと書き出していきましょう。

条件を一通り出しきったら、それを区別していきます。

       必須・譲れない               譲歩できる       
温水洗浄便座2階以上
オートロックコンビニ・スーパーは徒歩5分以内
ネット無料駅徒歩5分
都市ガス駐車場あり
バストイレ別ウォークインクローゼット

次に必須・譲れない条件にしたもので何か代替案がないかを確認します。
ここでは前提として「必須、譲れないものであっても譲歩できる可能性がある」ということを頭に入れて考えましょう。

例:2階以上であればオートロックは無くても問題ない。
  都市ガス物件よりも賃料が5,000円安ければプロパンガスの物件でも良い。
  バス停が徒歩5分以内にあれば駅から徒歩圏内である必要はない。
  鉄筋コンクリートであれば木造より築年数が5年古くても良い。 ・・・等

必須の条件を見て、代替案があるかどうかを確認していくと譲歩しやすいです。

融通の利く条件と絶対に必須の条件を洗い出し、自分がどんな条件で部屋を探すのか言語化することが重要です。
条件の洗い出しが済んだら、実際にネットで物件を探していきましょう!

ポータルサイトを使って物件を探そう

おおよその条件が決まったら早速インターネットで物件を探していきましょう。

どのポータルサイトを使えば良い?

物件探しをする際にどのポータルサイトを使えばいいのか悩みますよね。
物件が掲載されているポータルサイトは非常に多くあります。
ポータルサイトによって掲載されている物件とされていない物件があります。

これは載せるポータルサイトによって掲載費用が異なるため、小さな不動産会社はAポータルサイトには載せるけどBポータルサイトには載せないということが発生するためです。

比較的規模の大きい不動産会社は掲載費用を惜しまず使うため、AポータルサイトもBポータルサイト、Cポータルサイトもすべて載せているというケースもあります。

そのため、ポータルサイトは1つだけ見るのではなく、複数のポータルサイトを見ることで理想の条件に近い物件を見つけることができます。

オススメは「LIFULL HOME’S」「SUUMO」「at home」3つのポータルサイトで探す事です。
この3つで基本的には隈なく物件を探す事ができます。これ以外のポータルサイトは原則見なくて問題ありません。

使用するデバイスについて

基本的にはスマホを利用している方が大多数かと思います。
しかし、賃貸物件探しのプロから言わせると
物件探しはスマホで隈なく探すのは難易度が高いです。

そのため、もし可能であればPCを利用して物件探しをするのがオススメです。
画面が大きくどこにどの物件があるか把握しやすく、また画面上のタブを分けることで物件同士の比較がしやすくなります。

条件を入力して検索する

物件を検索する際に条件を入力し、検索をします。
検索方法には「エリアから検索」「沿線・駅から検索」「家賃相場から検索」「路線図から検索」など様々ありますが、使用をオススメするのは「地図から検索(なぞって検索)」です。
※SUUMOのなぞって検索は広い範囲で設定するようにしましょう。

「地図から検索」は物件の詳細な位置がわかるため、周辺施設の状況や道路の広さ、学校・職場までのルートなども確認することができます。また、「エリアで検索」や「駅から検索」にすると希望に近い条件の物件がエリアや駅が選択されていないことにより、出てこない可能性があります。

入力する検索条件は必須のもののみ入力

駅徒歩5分、築5年、賃料70,000円以内など数字で検索できるものは超えているものも検索範囲に入れるようにしましょう。
なぜなら、徒歩5分で検索すると徒歩6分の物件は一切でてきません。同様に築5年なら6年は出てこず、賃料100,000円なら101,000円は出てきません。良い物件であれば譲歩できるものの、選択肢から外れてしまうことになります。

また、賃料条件等であれば交渉等を行うことで条件に収まる可能性があります。

問い合わせする物件を選ぶ

条件入力し物件が出てきたら気になる物件を選んでいきます。
物件を選ぶ上で条件以外に確認することは以下の通りです。

・間取りの使用イメージ
・周辺環境
・職場、学校までの距離
・玄関位置
・隣の部屋との接地面
・水回りなど室内の動線

これらの条件もイメージしながら物件を見ていきましょう。

気になった物件はお気に入り登録をしよう

おおざっぱに気になる物件をお気に入り登録していきましょう。
これは何件になってもOKです。
一通り物件を洗ったらお気に入り中から搾り込みを行います。

お気に入り登録→見直し、劣る物件を削除→再度見直し

これを繰り返してください。
物件が3~5件になったらいよいよ問い合わせを行っていきます。

物件はできるだけ、1件に絞り切ってしまうのではなく複数で検討するようにしましょう。

不動産会社の選定基準

1つの物件に対して募集をしている不動産会社が複数います。
どの不動産会社をえらんでも一緒だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが
良い営業マンとの出会いは物件選定の満足度を上げるために重要な要素のひとつです。

不動産会社の選定基準ですがまず目指すべきはその物件を管理している「管理会社」に直接依頼することを目指します。
・希望する物件を管理している管理会社を選ぶ
・仲介手数料の減額をしてもらえる不動産会社
・地域密着の複数店舗あり不動産会社>大手仲介会社>地場だけど1人2人で営んでいる会社 の順で選ぶ

申込したい物件が決定済みの場合は・・・

不動産会社に物件を探してもらう理由は自分で見つけることのできなかった物件を
営業マンに紹介してもらう、知らない知識を教えてもらう、街の情報を得るなど
物件決定に向けての情報を仕入れるために不動産会社を利用します。

そうではなく、すでにネットの情報などを見た上で「もうそこに決める」という状態であれば
営業を受ける必要はありません。
この場合は、とにかく仲介手数料を安くしてくれる業者をオススメします。

但し、条件交渉を行ってもらうことやさらに良い物件があるかも・・・と考えている方は
不動産会社をじっくり選定し、営業を受けると良いでしょう。

まとめ

  1. 物件探しの条件を決めよう
    条件は緩和・置き換えることで物件探しの幅が広がる!
  2. ポータルサイトを使って物件を探そう
    SUUMO・LIFULL HOME’S・at home で探せ!
  3. 問い合わせ物件を選定しよう
    最初はおおざっぱに!徐々に搾り3~4件にしよう
  4. 不動産会社選ぼう
    良い営業を受けるなら「地域密着型のエリアNo.1の不動産会社」
    営業不要なら「仲介手数料を安くしてくれる不動産会社」

いかがでしたでしょうか。物件探しは人によって状況が異なるため、状況に応じた対応が必要です。
時間に余裕のない方は如何に条件を緩和しつつ妥協できる物件を、素早く決めることが重要となります。

人生にそう多くはない不動産探しが失敗に終わらないよう、しっかり準備して
理想の物件に出会いましょう!

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